立山の麓でゆったり!子育て環境の良さに惹かれて
小林 裕美 さん
出身地:神奈川県
現住所:上市町 移住年:2016年
職業:地域おこし協力隊
神奈川県で暮らしていた小林さん。2人目のお子さんが生まれた頃、待機児童問題に直面します。希望していた近くの保育園には入ることができず、遠方にある認可外の保育園に通うことに…。毎朝2人のお子さんを連れて満員のバスに揺られる日々のなかで「もっと子育て環境の良い地域で暮らしたい」と、義両親の生家がある富山県を候補に移住を考え始めます。
富山移住のきっかけ
「主人の父親が富山市出身なので、主人は幼少期から訪れていたようで。たびたび、富山についての話を聞いていました。里山・里海に囲まれた生活環境の良さや、まちなかから見渡せる立山連峰の景観になんとなく憧れをもちながら、想像していました」と、小林さんは振り返ります。
そんなある日、東京の有楽町で行われていた移住希望者向けのイベント「かみいち暮らしセミナー」に参加。そこで、自然豊かな上に町全体がコンパクトで生活しやすい上市町の存在を知りました。詳しい情報を集めたり実際に足を運んでみたりして検討を重ね、2016年、一家での移住を決意しました。
仕事のこと
現在「上市町地域おこし協力隊」として勤務する小林さん。「移住後は、子どもを通じて親同士の繋がりができただけでなく、この仕事を通じて多くの人と出会えています」と笑顔をみせます。
上市町のPRをする役割を担っている小林さんは、「上市町からは、立山連峰のひとつ・剱岳(つるぎだけ)を、町内のどこからでも間近に望むことができます。この景観が本当に素晴らしい!富山県内のなかでも、特にきれいに見える場所なのではないかな。思わず感動してしまうほどです」と、嬉しそうに語ってくださいました。
住まいや暮らしのこと
―富山に移住して決意できた、3人目の出産
移住後、3人目のお子さんが誕生しました。現在は兄弟仲良く近所の保育園に通っています。「あのまま都会に住んでいたら3人目の育児は考えられませんでした。毎朝満員のバスで2人の子供を抱えて、本当に大変だったので…。のびのびと暮らしやすく子育て環境も良い富山に移住したからこそ、もう一人産むことを決意できたのだと思います」と、当時を振り返ります。
立山連峰のふもとに位置する上市町ですが、海までの距離もそう遠くなく、車で20分程あれば行くことができます。休日になると、ご主人の趣味である魚釣りに家族で出かけることもあるそう。
「富山の魚は本当においしいですよね。主人が釣ってくれた獲れたての魚を家族でいただくとき、幸せを感じます。子どもたちも魚が大好きな子に育っています!」。
―移住後に驚いたことは?
「実際に訪れてみて、夜間の街の暗さには驚きました(笑)。都会では夜中でもネオンが明るくて、暗闇を感じることがないですから。それから今でもまだ慣れないのが、(特にご年配の方々の)富山弁の激しさです。時々、何をおっしゃっているのか全く分からないことも…。これは慣れだと思うので、いずれ分かるようになっていきたいですね(笑)」。
移住検討者へのメッセージ
まずは、訪れてみることをオススメします。インターネットや人から聞いた情報だけでは分からないこともあります。現地の空気が自分に合うかなど、実際に感じてみたら良いと思います。地元の人とのふれあいや、町の様子など、実際に感じてみると移住へのハードルがぐんと下がると思います。