富山には『楽しみを見つける楽しみ』がある

居場 梓 さん(いば・あずさ)

出身地:富山市
現住所:富山市 移住年:2016年
職業:フリー編集者・ライター

東京では、雑誌の編集やライターとして活躍されていた居場さん。上京から8年が経った頃、環境の変化もあり、仕事と子育ての両立が難しいと富山へUターン。富山での子育て中はライター以外のお仕事も経験されたそうですが、やはりご自身の原点に戻り、現在は多岐にわたりライターや編集のお仕事をされています。
これまでの経緯、そしてこれからの目標を伺いました。

Uターンのきっかけ

東京では進学、結婚・出産を経験し、子育てをしながら仕事をされていました。主に音楽雑誌のライターとしてインディーズ系ロックバンドやアイドルの取材を多く手掛けられていましたが、離婚を機にUターンを考え始めたとのこと。
シングルマザーとして、仕事と子育ての両立は難しく、両親や頼れる人が近くにいたほうがよいと考え、また、子供のために自然の豊かな富山がよいと思い、Uターンを決意されました。

富山での子育て

帰郷後、手に職をつけようと歯科助手の仕事をはじめられた居場さん。歯科クリニック勤務中も資格取得のために勉強し、アルバイトから正社員として勤務。また、富山で再婚、二人の子宝にも恵まれました。
三人の子育て中も、東京で学んだ美術の知識を活かし「子どものための図工教室」を始め、ご近所の子育て中のお母様・お子様と一緒に『図工』を楽しむ場として、紙粘土での工作や、段ボールを使ってのクラフト作成など、いろいろな企画をされました。

ライターとして

一番下のお子様が1歳になられた頃、ライターの仕事を再開したいという気持ちが強くなり、出版社の契約社員として編集・ライターの仕事を再開されました。
富山の地域情報誌の記事を書くため県内を飛び回り、いろいろな取材・執筆を手掛けた後、フリーランスとして独立。
フリーとなられた今は、富山の情報誌FAVOや、ローカルニュースサイト富山経済新聞など多数のメディア制作に携わっていらっしゃいます。
また、取材のため富山県内を歩くうち、富山の魅力を県外の方にも発信したいと考え、ライター仲間と二人で2017年6月に富山のガイドブック『スピニー』を自費出版されました。
「富山の日常を旅するガイドブック」をテーマに作られた『スピニー』。
現在(2020年3月現在)は3号と、別冊『上市町』の特集号を刊行。創刊号はすでに完売となっているそうです。
「この一冊さえあれば、富山の日常を十分楽しみ、味わっていただける旅になると思います。是非、スピニーと一緒に富山へ遊びに来てください!」と居場さんはおっしゃいます。

自費出版で制作した「スピニー」を持つライターの高井さんと居場さん(右)。表紙をひろげると「山」がデザインされています。
スピニーの企画として作った富山みやげ「Toyamaペナント」
※スピニー、ペナントの購入はFacebookよりお問い合わせ下さい。

これからの目標

向上心の高い居場さん。今はコピーライティングの仕事を強化中。今後は広告制作にも力を入れていきたいそうです。
いずれは、さらに新たな領域で、企画・編集・ライター・広告すべてのスキルが発揮できるような仕事を手掛けていきたいとのこと。
ご自身で、どんどん活躍の場を開拓されておられます。

あなたにとって富山暮らしとは

富山へUターンするとき、東京には未練があったという居場さん。
しかし、富山で生活するうちにいろんなことに気付き始めたそうです。

「東京にいる時は、欲しいもの、行きたい場所があっても電車を乗り継いで行く必要があり時間もかかりました。富山では、買う・見る・食べる、どれをとっても短時間で行くことが出来ます。
やりたい仕事へも、東京との人口差により、よい仕事に早く巡り合えたと思います。
また、自分のやっていること、したいことを理解してくれる新しい知人・友人も増え、『スピニー』刊行を実現することが出来ました。
あとは、何よりもご飯が美味しい!食べることが大好きで、友人と美味しいものを食べに行く機会が増えました。
また、趣味として、自然食材や手作りのドライフルーツを使ったグラノーラを作り、県内のイベントに出店したこともあります。
キャンプも大好きで、季節のよい時期は、家族で何度も県内のあちこちへ出かけています。」

「東京には多少未練もありましたが、私の人生の第二章は最高の人生が待っていました!」

と話す居場さん。その力強さがとても印象的でした。

移住を考えておられる方へのメッセージ

「富山は気概があれば、一人でも楽しめる場所や、楽しめることがたくさんあり、不自由なく暮らしやすい街です。
コミュニティに入っていけば、皆さん気さくで、困ったことがあれば助けて下さいます。
なにより富山には『楽しみを見つける楽しみ』があり、そんな気持ちで生活していると、どんどん笑顔が増えていきますよ。」

こだわりのモノ

お仕事の必需品。アナログなので…スケジュール帳は必ず持ち歩きます。ICレコーダー、ボールペン、パソコンがあればどこでも仕事ができます!
イギリス製の「ビリー缶」。お気に入りのキャンプ道具のひとつです。直火でお湯をわかして、お茶を飲んでいます。