富山の楽しみ方∞(無限大)

GAKU さん(がく)

出身地:入善町 職業:美容院

入善町ご出身のGAKUさんは、東京の美容専門学校に通いつつ、同時にお仕事もされておられました。多くのお仕事やプロジェクトに携わった後、色々なタイミングが重なり、引き寄せられるように富山へUターンをしました。東京で培った技術・知識・経験を広めるため、たくさんのことに取り組まれておられます。

黒部での起業まで

最初は、お母様のお店を引き継ぐかたちで美容院を経営していました。その後、新天地を求め、物件探しを始めます。たくさんの物件を見て回った後、最終的に、町並みや環境に魅かれ、黒部市の海沿いの町「生地」の古民家を買い取りました。

そして、ご自身で外観のデザインはじめ、内装や看板まですべて手作り、また、子育て中のお母さんも来店できるようお子様が遊べるスペースも作り、2016年にOPENしました。

地域とのつながり

黒部市生地にお店をOPENされて4年目。徐々に地域にも慣れ、今やすっかり溶けこんでいらっしゃいます。生地の伝統的なお祭り「松明祭」にも参加され、町内会の役員も始められました。

コミュニケーションはあくまでも「ありのまま」で。

お店を作られているときも多種多様な意見がありましたが、ご自身の意思を貫き、作業を進めました。

今では(2020年1月現在)、下は3歳、上は80歳以上、ご近所の方はもちろん市外からのお客さんも来店されるお店となりました。また、来店が困難なお客様などのご自宅へ赴く、出張美容師のサービスも行っています。

富山での楽しみ方

音楽・DJ・VJ(Visual Jockey)・スポーツ・狩猟・バイク・釣り、と多趣味なGAKUさん。

趣味を通じて、富山の方々と深いつながりが出来ていったそうです。

富山県はそういった様々な活動をする上では非常に適した場所であると感じる一方、時代に合わせた新しいジャンルの活動の場が限られているとも感じているそうです。

様々な可能性を持つことのできる支援や空間が必要だと考えており、そういった場を増やしていこうと、今までの経験から様々なアイディアをご提案されています。

移住を考えておられる方へのメッセージ

「他人の目を気にせず自分らしくあれば、それが個性となります。自分を『移住者』だということを意識せず、構えずリラックスして過ごすことで、自然とつながりが増えていくと思います。

つながりを持てば、自分のやりたいこと、夢や目標を実現する手段を教わったり見つけたりできます。私もまだまだやってみたいことがあります。その過程で皆さんとつながることがあるといいですね。」

こだわりのモノ

様々な趣味をもっているGAKUさん。お気に入りのモノがたくさんありますが、その中でも商売道具であるハサミはハンドメイド品。自分の手に一番なじむようにこだわりぬいています。

以前はお茶屋さんだった古民家を買い取られました。お店を作る際、その看板を内装として利用しました。ご近所のお客さんからは「懐かしい」との声もあるそうです。