牛やヤギと一緒に!のびのび子育てしています

青沼 光さん/佳奈さん
アオヌマ アキラ/カナ

地域はとてもウェルカムでした

広島県出身の青沼光さんは、長野の牧場で働いたのち、2011年に黒部市の牧場で働くため移住しました。下積みを積んだこの牧場で佳奈さんと出会い、結婚。その後、2015年には農業特区地域でもある高岡市国吉地区へ引っ越し、夫婦で「clover farm(クローバーファーム)」を立ち上げました。

後継者問題を抱えていた牧場を買い取った経緯もあり、地域の方々は「ようきてくれた!」と温かいウェルカム体勢で迎え入れてくれたそう。「“牛飼ってる若いもん”として珍しがって興味を持ってくれる人も多かったりして。地域の方は本当に良くしてくれます」と笑い合う青沼さんご夫妻。

人との繋がりは、自治会や地域活動の中からも自然と生まれたといいます。獅子舞などの行事も盛んに行われている国吉地区。日常的にもさまざまな役割分担を通して、住民皆で支えあっているのだそう。「子どもたちのことも地域全体で守っている雰囲気があります。最近では、高齢者などなかなか買い物に行くことができない人のために、移動販売を始めようとしている方がいたりして。多方面で助け合いの心を感じる地域です」。

田舎でありながら便利で暮らしやすいまち

広大な農地が広がる国吉地区。実は市街地から車で約10分というアクセスの良さ。

農地が広がる国吉地区ですが、市街地に行くにも便利な場所に位置しています。「駅も役所も近いし、スーパーもたくさんあって、生活には困りませんね。ここで暮らしていると、むしろ都会での不自由さの方がたくさん思いついてしまうんです。いまは、必要であればネットでお買い物もできますしね(笑)」と光さん。

広大な敷地が広がる牧場内。冬場は雪対策がさぞ大変かと思いきや、富山の雪で困ることは意外と少ないそう。「この辺りは平野部なので雪もあまりひどくありません。農作業も着込めば問題ないし、農業用ショベルで雪かきしているので苦労もそこまでありませんよ」。

自然豊かな土地でスクスク育つ3兄弟

食べることが大好きな3兄弟。畑で採れた野菜が大好きでバクバク食べています。

現在3人のお子さんがいる青沼家。「全く人見知りしないし、よく動くし食べる。広い敷地だからか声がデカイ!お客さんが来ると牧場案内をし始めるほどです(笑)」。

子育てで大切にしていることを伺うと、「やりたいと思ったことはやらせるようにしています。牛の世話など僕たちの仕事を真似したがるので、そういうことには時間をなるべく割いて、全てやらせるように心がけています」と光さん。豊かな自然の中で牛やヤギと戯 れるのが当たり前の環境で、青沼3兄弟はたくましく育っています。

温かい目に見守られながらのお外遊び。いつも元気いっぱい!

次世代に繋ぐために、今自分たちにできることを

「酪農の仕事も地域もまだまだ良くなる可能性がたくさんある」と語る青沼さんご夫妻。「農業特区である国吉地区は、まさに農業をしたい人にうってつけだと思います。ぜひ農業でいろんなことにチャレンジしてくれる人が来て欲しいですね」と、期待を膨らませます。

青沼さん自身も、酪農の仕事を通じてたくさんの挑戦をしています。毎日搾りたての原乳を出荷している「clover farm」。富山県産の牛乳が需要に対して減ってきているなか、できる限り出荷量を増やし、「富山県産牛乳」をたくさん供給することを目標に日々奮闘しています。

「次世代に酪農を繋いでいくために、まだまだやることがいっぱいです。今自分たちにできることを一生懸命やっていきたいです」。国吉地区をもっと良くしていきたいという熱い思いを持った青沼さんご夫妻。これからも酪農で国吉地区を盛り上げてくれそうです。

現在、研修生の受入れや民泊もできるように自宅も改築中。今後が益々楽しみです!