吉田さんは、早稲田大学卒業後、広告会社(株)電通に就職し、生活の中心は東京でした。
最後の8年間は長野オリンピック広報部長として長野県に5年、山形の広告代理店で山形県に3年と地方の生活も経験し、同じく電通におられた奥野達夫さんの紹介で退職と同時に奥さんとともに利賀村にやってきました。

 

21吉田 亜輝男さん

 

この7月で利賀村での生活も丸6年になりますが、その間村営住宅に4年住んだのち、現在は阿別当で昔ながらの民家に住んでいます。
阿別当では、万雑を払い、寄り合いにも参加して、皆さんと仲良く暮らしています。
利賀村の慣習・因習に驚かされる場合もありますが、そんなことも楽しみながら、生活しています。

 

吉田さんは、現在利賀飛翔の会(会員現在37名)の事務局長をしています。
利賀飛翔の会では自然観察会や山開き、それに伴う整備や準備を行うとともに、「利賀五箇山の魅力再発見・市民講座」を継続的に開催しています。
今後とも、家族ぐるみのハイキング「3世代交流自然観察会」や、利賀村内の素晴らしい大自然の見直しを行って行きたいそうです。

主な活動
金剛堂山の整備や水無山山開き・湿原観察会の開催
武蔵野第2小学校セカンドスクールで自然観察解説
谷内湿原保全整備・観察会、水無湿原保全整備
豆谷利賀ダム水没地の自然観察

 

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平成19年11月5日(月)「水無湿原」現地調査と補修作業

 

また、利賀そば研究会と富山そば研究会の会員で、全国麺類文化地域間交流推進協議会(全麺協)認定2段位の腕前です。
南砺市内のそば関係のイベントに田中会長と一緒に手伝いに行ったり、富山そば研究会の会員として他地域にも助っ人として行きます。
2月の南砺・利賀そばまつりでは、全麺協のブース責任者として全国のそば打ちの方々とともに働き、大変盛況のうちに終えることができました。

 

遊びの世界に入りますが、地元の中日ドラゴンズのファン(7名います)を自宅に集めて(「賀龍会」といい応援旗もあります。)スカパーで観戦しながら一杯やるのが楽しみだそうです。
ナゴヤ球場での開幕戦にも賀龍会として応援に行きました。
もちろん、地元のプロ野球独立リーグ「富山サンダーバーズ」の応援にも行っています。
一番の趣味は魚釣りでもっぱら氷見や新湊から船に乗っての釣りをしています。
今年から神通川で鮎の友釣りも始めます。

吉田さんは、老後を精一杯楽しみたい、と元気に活躍しています。