11年前に日本に移住したトム・フェンウィックさんと、ニュージーランドやバハマなど世界半周を回った経験や、オーストラリアに語学留学の経験を持つ多美さんご夫妻。
トムさんは英会話教室の講師を務める傍ら、多美さんとともに2015年2月より本場オーストラリアのディップを販売する「TOM’S DIPS」をスタートしました。

 

11トム・フェンウィックさん 多美・フェンウィックさんご夫妻

 

—富山に移住したきっかけは?

(トムさん)
オーストラリアでは父の会社の手伝いをしていましたが、海外に住みたいと思っていました。
日本で全国展開している英会話教室の仕事を見つけて応募しました。
赴任地が富山と聞き、「富山ってどこ?」と調べました。
山の近くに住みたいと希望を申し出ていたので、富山になったのかもしれません。

 

—富山の暮らしはいかがですか?

(トムさん)
初めて富山に来た時は、真夏でした。とても暑くて、1日にシャワーを3回浴びることも。
職場がスーツだったので、いっそう大変でした。最初は、日本の生活に慣れるまで大変でした。
同じアパートに住んでいた同僚に相談しながら、徐々に慣れていきました。
日本の食事はどこも量が少なくて、来日した当時は少し痩せたかな。
料理では、焼き鳥に感動しました。刺身やお寿司もおいしいですね。
納豆は最初食べられませんでしたが、今は慣れて問題なく食べられます。
オーストラリアでは雪を見たことがなかったので、富山は雪が降るのがいいですね。
スノーボードを楽しんでいます。
ライブやダンスが好きで、20代の頃は毎週のように富山市内のクラブに通っていました。
そこで妻に出会いました。
今住んでいる地域は富山市の中心部ですが、静かな環境で地域の方も良くしてくれます。
お祭りや獅子舞にも参加しています。

 

—ディップの販売を始めたのは?

(多美さん)
夫がずっとやりたかったことでした。
私も結婚する前にオーストラリアに数ヶ月滞在し、オーストラリアの文化に触れ、ディップのおいしさに感動しました。
日本にあるディップは、マヨネーズベースのものが主流だったり、ケミカルなものが入っている場合もあります。
オーストラリアのディップはクリームチーズがベースです。
フレッシュでヘルシー、さまざまな種類のディップがスーパーで気軽に買えて、バーべキューやピクニックなど色々な場面で楽しんでいました。
しかし、フレッシュさが命で賞味期限が短いため、本場の味を輸入するのが困難でした。

友人を招いてホームパーティーをしたときに、夫がオーストラリアのディップを作ってお出ししたら、おいしいと好評で、「もっとたくさんの人にディップを好きになってもらいたい!」と、手作りディップの販売にチャレンジすることにしました。
今は店舗を持たず、定期市やマルシェで販売したり、農産物直売所に納品しています。
夫が素材を厳選し、作りたてのおいしさをお届けしています。

 

—将来の夢は何ですか?

(トムさん/多美さん)
ディップを日本中のお店に置けたらいいなと思っています。
鮮度が大切なので、実現は難しいかもしれませんが…そのくらい、ディップ文化が日本に行きわたり、多くの方においしさを知ってもらえたら嬉しいです。
自分たちのお店を開くのもひとつの夢ではあります。
ディップだけではなく、オーストラリアの雑貨や食材を置いたり、バーベキューやカフェのスペースも作れたらいいですね。
また、オーストラリアでは、庭にテーブルや椅子を置いて食事をすることがよくあります。
レストランでも外で食事できるお店が多くあります。
富山ではオーストラリアの文化に触れる機会があまりないと思います。
料理や食事スタイルを含め、オーストラリアの文化を知ってもらいたいですね。

▶︎TOM’S DIPS Facebookページ