温泉やバーベキュー、キャンプや陶芸が楽しめる「グリーンパーク吉峰」。ここは、立山黒部アルペンルートの玄関口で、自然の中に生まれた森林公園です。

 

立山町の特産品を扱う交流館の移住相談窓口で迎えてくださるのは、立山町の定住コンシェルジュ・高橋秀子さん。

地域おこし協力隊として立山町の魅力を発信したり、移住相談を受けています。

 

カウンターでお話をじっくり聞いてくれます

惚れ込んだ、県民性

 

立山に移住する前までは、ずっと東京で暮らしていた高橋さん。大学卒業後は広告制作会社に勤め、新聞記者の経験もあります。

会社の先輩が子育てを機に富山へ移住したことから富山との接点が生まれます。

 

「移住する前の数年は、よく遊びに来ていました。Facebookで富山の友達も増えていたので、県内を案内してくれることも。親身に私の相談を聞いてくれたり、地域のつながりが深かったりと、とても魅力的でした。人の絆を大切にする県民性に惚れ込みましたね」

 

富山へ何度も観光に訪れた高橋さん

 

高橋さんはさらに、おわら風の盆で訪れた富山市八尾町の魅力に引き込まれてしまいます。観光客が帰った後の、地元の人だけが集う独特なおわらを体感。

 

富山県に移住を決めるきっかけの一つになりました。

 

「当時、富山市では地域おこし協力隊を募集していませんでした。一般企業への就職も考えましたが、何か地域に密着して貢献できることをしたいと考えていたので県内いくつかの地域おこし協力隊に応募して。立山町にご縁があり、移住することにしました。実際に富山に移住した時は友達に本当に来たの?とびっくりされましたね」

 

人間よりも動物が大変

 

立山町役場が用意してくれた家は、集落内のつながりが残る地域。玄関を開けると大根やゴボウが置いてあるなどおすそわけ文化が残っている場所です。

住民運動会に参加すると、種目ごとにタッパーやラップなどの生活用品が参加賞でもらえることも。ちょうど欲しいものだったと嬉しそうに話す高橋さん。

 

自宅近くの風景。山がきれいに見えます

 

慣れない生活に苦労したことはありませんかとお聞きしました。

 

「旅行で来ていたこともあり、心の壁も面倒なこともありませんでした。あたたかく受け入れてもらえましたし、困ったら懐に飛び込める安心感があります。

人間について苦労はありませんでしたが、虫は少し困りましたね。虫が出るのは環境のよい表れではありますが、家で何か物音がするとびっくりします。カモシカと遭遇して、数分間見つめあったこともありました」と動物と共に過ごす不便や魅力を教えていただきました。

 

東京では買い物などお金を消費する休日でしたが、富山では山を登ったり森に入ったり大人のアウトドアを楽しんでいます。

地元の人は何もないと言うけれど、高橋さんにとっては宝物だらけ。新しい視点がある移住者だからこそ見える部分です。

 

自分の経験が生かせる仕事

 

定住コンシェルジュの仕事は移住相談だけではありません。

 

東京や大阪の中学生たちが農家に泊まって農業体験を行う「農家民泊」の受け入れ先探しや、立山町名産のお米やお水の商品にラベルを貼る仕事。山開きになり、立山アルペンルートが賑わうと、グリーンパーク吉峰にもお客さんが増えるので、忙しくなりそうです。

 

目移りしてしまうほど美味しそうな特産物がたくさん!

 

立山町の情報発信も大切な仕事の一つ。Facebookページ「立山暮らし」で今日の立山や自身の活動を紹介しています。

立山町を離れた人やUターンを考える人が地元の情報を得たいと、アクセスしてくれるそうです。

 

「情報発信が苦手な人が多いということは、私にとってチャンス。今までの経験を生かせる場所なのです。県外の人も見てくれていることが、やりがいにもつながります」

 

架け橋になれたら

 

富山が大好きだという高橋さん。その気持ちは全身から伝わってきます。

最後に今後の展望についてお聞きしました。

 

 

「定住コンシェルジュの任期を終えた後も富山にいたい。富山と東京の架け橋になる仕事ができたら嬉しいですね。不安もありますが、富山県の人々とのネットワークがあるから、心強いです」

 

高橋さんイチオシの立山町の情報がいっぱい!
「立山暮らし」

 

 


高橋さんより「移住のアドバイス」

富山をよく知る人に会いに行こう!

東京では移住・定住フェアも行われています。訪れると、富山の情報がもらえたり、富山へ移住した方のお話が聞けることも!最新の富山を知ることが大切です。