一級建築士の種昂(しゅわり)哲さんは、上市町出身。大学進学で愛知県へ。
卒業後3年間、富山で仕事をしていましたが、愛知県の会社へ。
9年間勤め、2014年2月にstudio SHUWARIを創業。
2014年10月、富山市へ転入されました。

奈都子さんは、香川県出身。
大学は大阪、就職は愛知。
他にもさまざまな県や地域を見ていらした経験をお持ちです。

種昂さんk

 

—富山市に定住しようと思ったのは?

(哲さん)
上市町に住んでいた頃、富山市に憧れていました。
トラムや自転車など、地方でも車に頼らない暮らしが良いと思い、トラムの駅近くに住みたいと考えていました。
また、富山市に関わる仕事をしたいと思っていました。

 

—富山の暮らしはいかがですか。

(奈都子さん)
富山に来てまだ1年。
完全に馴染んだとは言えませんが、日々の暮らしの中で自分から積極的にいいものを見つけるようにしています。
移住前は美術の教師をしていたので、富山のアートに関心があります。
移住前にも何度か近代美術館を訪れました。とても良い施設ですね。
ポスターなどグラフィックデザインが盛んなことを富山に来るようになって初めて知りました。
ガラスや和紙も素晴らしいです。

移住前は富山県内の芸術活動について知ることがあまりなかったので、富山からより積極的に発信して、県外の方にももっと目にする機会が増えるといいなと思います。

(哲さん)
富山の地場産業などが、意外と地元の人に知られていないと感じることがあります。
受注を都市部中心に行っていて、富山での受注が少ないからかもしれません。
自分の仕事を通して、富山で作られたものを県内で積極的に活用してみたいと思っています。
暮らしの面では、食べ物がおいしいですね。
安い家賃で庭のある家を借りることができて、庭でハーブを育てることもできます。
富山ならではの豊かさだと思います。

(奈都子さん)
富山市の中心がより活気づくようなまちづくりをがんばってほしいなと思います。
出身の高松市にもアーケード街があり、人気の少ない時期もありましたが、直島をはじめとするアートイベントをきっかけに街が元気を取り戻していきました。
帰省のたびに自分の故郷が頑張っているの見ると嬉しいです。
いろんな県に住んだ経験があるからか、富山を客観的に見て考えることが多いかもしれません。

 

—将来の夢や目標をお聞かせください。

(哲さん)
富山で3年間勤めたのちに名古屋に行ったのは、外で色々学び、それを活かして富山で独立したいと思ったからです。
いつか必ず戻って来ると決めていました。
洗練されたデザインの手法や、都会で見てきたものを富山で活かしたいです。
また、富山にしかない技術・伝統工芸品と洗練されたデザインの融合も考えています。
軸足は富山ですが、東京や名古屋での仕事で、富山のものを外に発信したいです。
小さな頃から慣れ親しんできた、富山市の商店街にも愛着があり、ゆくゆくは商店街の近くにオフィスを構え、商店街の一員となってまちづくりなどにも関わっていければいいなと思っています。
また、店舗などを構えたいと考えておられる移住者の方々のお手伝いもできればと考えています。

(奈都子さん)
今はこどもが小さいので、こどもとの時間を大切にしています。
美術の仕事の経験を活かして夫の仕事のサポートをしつつ、富山の生活に馴染んでいきたいです。

 

—移住を考えている人へのアドバイスをお願いします。

(哲さん)
都会から田舎へ来ると、「あれがない、これがない」がたくさんあります。
ないことを嘆かず、自分で積極的に動いて、面白いもの、その土地でできることを探すと楽しく暮らせると思います。
いろんなところに顔を出していろんな人と話をすることが大事です。
思い切って話しかけたり、出かけたりすると、そこから何かが始まります。

▶︎studio SHUWARI