堀池亮太さんと奈里架さんは、ワーキングホリデーでオーストラリア滞在中に出会い、結婚。
亮太さんの出身地・静岡県で2年ほど暮らしていましたが、2012年に奈里架さんの故郷・黒部市へ。
2015年5月、宇奈月温泉街の空き店舗のスペースで、亮太さんのガラス作品と奈里架さんが作るロースイーツ・手仕事の雑貨を販売するギャラリー「HoLo家(ほろや)」をプレオープンしました。

 

18堀池 亮太さん・奈里架さんご夫妻

 

—富山へ移住しようと思ったいきさつを教えてください。

(奈里架さん)
静岡県は気候があたたかく、雪も降らないのでいいと思っていました。
しかし、そのほんわかした環境が、だんだん物足りなく感じるように。
四季のはっきりした富山県で育ったせいか、メリハリがほしい、富山が恋しいと思うようになりました。
子供が生まれたことと、黒部市内にある母方の祖母の家が空き家になったことから、そこに住むことを決めました。

 

—HoLo家をオープンしたのは? どんなお店?

(奈里架さん)
宇奈月温泉街は、父方の祖母の家がありました。
こどもの頃、両親は共働きだったため、富山地方鉄道に乗って、祖母の家に通っていました。
当時は、とても賑わっていてお祭りのような面白い街でした。
しかし、今は空き店舗や空き家が増えて、全然違う街のようでさみしい。
以前のように賑やかな街にしたい、この街でお店をするのも面白いのではと考えました。
お店は2016年にオープンの予定でしたが、早くお店を始めてほしいと声をいただき、約1年前倒しでプレオープンしました。
今年度は週末のみの営業ですが、来年度は週を通して営業します。
前は写真屋さんの店舗だったため、宇奈月の写真パネルがたくさん眠っていました。
街の魅力を伝えようと、店内に展示しています。

雑貨や衣類は、国内外の素材にこだわったおもしろいものをセレクトしています。
手作りのものを増やしていきたいと思っています。
富山のお土産っぽいものをと、北陸新幹線とトロッコ電車のフェルトパースをネパールの作り手さんに特注で作っていただきました。

ロースイーツは、静岡に住んでいたときに教室で習ったことがありました。
当時はとても珍しく、材料がなかなか手に入りませんでした。
妊娠中に食べたくなり、そのころちょうど材料も揃えられるようになったので、作り始めました。
父が畑をしていて、自家製の安心な材料を使うことができます。家族もおいしいと言ってくれます。

訪れた方に、素材の栄養素や酵素をそのまま頂ける、おいしいロースイーツを味わってもらいたいです。
実は5月に、クラウドファンディングで移動販売自転車の資金を募りました。
宇奈月温泉やお店のことを知ってもらうきっかけになればという思いもありました。
目標を達成し、今は届くのを待っています。
自転車が届いたら、足湯など宇奈月温泉街の中で移動販売もする予定です。

(亮太さん)
ものづくりや雑貨が好きで、お店を持つことは2人の夢でした。
今は自宅で作品づくりをしていますが、奥のスペースを工房にする予定です。
ボロシリケイトガラスは強度や透明度に優れているガラスです。
金や銀を熱して気化させ蒸着させる技法で様々な模様を作り出します。
ガラスと言うと、大きな電気炉がないとできないとか、吹きガラスをイメージする方が多いと思いますが、ボロシリケイトガラスは小さな規模でも制作ができます。
ゆくゆくはお店の前で、作品づくりのデモをしてみたいと思っています。

 

18堀池 亮太さん・奈里架さんご夫妻05

 

—富山の暮らしはいかがですか?

(亮太さん)
富山の自然はすごいです。特に立山連峰に圧倒されました。
あれだけの山々が連なっていることに驚きました。
富山の人は立山連峰の話題が好きですね。
立山に守られているから災害が少ないという話も聞きました。
また、ご飯や魚がおいしい。人もとても優しいです。
黒部の人は気さくで県外の人にも親切です。
移住して3年ですが、まだ雪に慣れないです。
でも、雪のシーズンがあるからこそ、春の訪れが楽しみになりました。

 

—移住を考えている人へのアドバイスがあればお願いします。

(亮太さん)
富山は、ちょっと車で移動するだけで手つかずの自然が豊富にあります。
山の深みが全然違います。
きれいな川に住むヤマメなどの魚も、静岡だったらうんと上流でないと見れないのに、富山だとそこまで川を上らなくても見ることができます。
自然が好きだったら、ぜひ富山へ。
本当の自然を感じてください!

 

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