「演劇」や「そば」を通した地域づくりで全国的に有名な南砺市利賀村は、全国各地からの定住者が多いことでも知られています。
今回は、利賀村で今話題の居酒屋(住民の集会場と化している)「河童亭」の平方さんご夫婦を紹介しましょう。

 

35平方 次代さん

 

ご夫婦とも長崎県生まれ。ご主人は若いころは外国航路のコック長でした。
大阪に住んでいたとき、次代さんは喘息を患い「自然が豊かで空気のよい環境で暮らしたい」と富山市に移り住み、カレーショップを経営していました。

富山市に住みながら「どこかもっと自然の多いところはないか」と探していたとところ、利賀村の自然が一発で気に入り、平成16年秋、たまたま閉店していた食堂の経営を引き継ぐ形で引っ越してきました。

「初めて冬の利賀を訪れたとき、これだ、と思い、その日に移住を決めました。
役場の人も合併直前で大変だったと思いますが、親切に対応してくれました」そうです。

「河童亭」の売りは、新鮮な魚料理。
「山で新鮮な海のものを食べてもらいたい」とご主人が毎日仕入れてきます。
次代さんの利賀への思い入れは半端ではありません。
平成18年には、利賀の名所や観光スポットを紹介したDVDを自費製作し、知人やお客さんに配って利賀をPRしています。

「富山にいたときは県外から来た人を『旅の人』と呼んで区別されるのがとてもつらかったです。
都会以外はどこもそうだと思いますが、そういうことがあることも知っておいた方がいいですよ」とアドバイスをいただきました。

 

35平方 次代さん02

 

「河童亭」で、同じく県外から移住してきた3人にもお話をうかがいました。
それぞれ東京、埼玉、大阪出身です。仕事は森林組合、建設会社、温泉保養施設とさまざまです。
いずれも利賀の自然にひかれて家族でやってきました。

「利賀には、保育所も学校も診療所もあります。下水もとおってトイレは水洗です。
富山市にも近いですし。自然が豊富な地は全国にありますが、
学校や病院など生活に必要な施設が近くにないところが多く、その点利賀は恵まれていました。
ここに決めた大きな理由です」と皆さん。

長崎出身ということもあり、「河童亭」ではちゃんぽんや皿うどんがメニューにあり大人気で、村内の人にも愛されています。
利賀村を移住候補地として選んだ「あなた」は、ぜひ「河童亭」を訪れてください。