富山市八尾町。井田川が作った河岸段丘の上に長谷川さんの家があります。
大きなガラス戸からは富山平野が一望でき、天気がよい日に見える立山連峰の眺めは最高です。
家の庭にはたくさんのハーブが植えられています。

富山に生まれ、東京に出て猛烈に働き、30代で会社を興した長谷川さんは、
次第に無機質な都市生活に疑問を持ちはじめました。
そして、富山に残した母親の介護が必要になったこともあって平成12年、富山にUターンしました。

 

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「親は自分が面倒を見ればいい。だけど自分の老後はどうなるのだろうと思っていた時、高齢者、障害者、乳幼児が同じ家で家族のように暮らす富山型デイサービスの存在を知り、ここなら安心」と思ったそうです。

今も仕事は続け、東京と富山の二地域居住ですが、富山では、アロマテラピスト養成講座やハーブの教室を開設しています。
長谷川さんの家では、仲間の音楽家が集まってのライブやそば打ちなども行われ、常に仲間が集まります。
また、八尾町の山間地の桐谷地区では、建設会社の保養所として使っている建物を借り、使っていない田を利用して、都市生活者に農業体験をしてもらう「NPO法人アイ・フィール・ファイン」を立ち上げ理事長の仕事もこなしています。

 

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「ここは高台だから平地より少し涼しく、夏でも過ごしやすい。
冬の雪は平地より多いけど、道路はしっかり除雪してくれる。なによりもここからの景色が最高」と長谷川さん。

来訪者には、2匹のミニチュアダックスフント(夫婦)がお出迎えしてくれる。
ハーブティをご馳走になりながらセンスのよい家具に座り、窓からの富山平野や立山の姿を見ていると、とてもリラックスして幸せな気持ちになってきます。
なお、長谷川さんの暮らしは「一個人」(KKベストセラーズ)2006年12月号で紹介されています。