東京都出身の長谷川泰彦さん。
高校卒業後、高岡市の学校に進学し、2年間過ごします。
卒業後、東京で就職し、7年間勤務ののち、平成13年に富山県へ移り住みます。
教育機関などでの勤務を経て、現在は中小企業診断士として独立。
また、首都圏からのIターンを誘致したいと考えていらっしゃいます。

 

20長谷川 泰彦さん

 

—富山に定住された理由は?

学生時代に過ごした高岡の記憶が良い思い出でした。
また、子どもを自然の中で育てたいと言う思いがあり、長男が小学校に入学するタイミングで富山に移り住みました。
富山市八尾地域に住んでいますが、ここでは地域の人たちが他人の子育てに真剣に関わってくれます。
東京では希薄になりつつあることですが、子育てには必要なことです。
子どもを育てる環境として、とても良い地域です。

 

—現在のお仕事に至るまでは?

富山に移り住んですぐは、仕事がなくて辛い時期もありました。
富山での最初の職場は全国展開の会社でした。
勤務して半年経った頃に、本社(京都)への異動を打診されましたが、自分のライフスタイルを優先して富山に住みたいと思い、その会社を辞めました。
やはり富山の企業にと思い、勤務した地元の教育機関では、学生募集や広報の仕事に携わりました。
環境に恵まれた職場でしたが、より仕事力を高める必要性を感じ、資格を取ろうと思いました。
働きながら中小企業診断士の勉強を始め、6年かけて取得しました。

 

—将来の目標は?

中小企業診断士の資格を活かして地方公共交通の課題解決に関わりたいと考えています。
今は車社会で交通弱者が見捨てられています。
高齢者や車の運転ができない人でも住みやすい町づくりなど、地方都市が抱える交通の課題に取り組んで行きたいです。
また、東京での生活に納得しきれないまま日々を過ごしている人に対して、豊かな自然の中での生活や子育てなどのライフスタイルの提案をしたいと思っています。
以前、東京の朝活に参加した際に、Iターンのことを話したら、そうしたいと考えたことがある人が何人もいました。
農業や漁業など、富山の生活体験ツアーをプランニングし、多くの人に富山へのIターンに興味を持ってもらいたいです。

 

—富山の暮らしはいかがですか?

定住を決めるまでは大変でしたが、来てからは周りの方が良くしてくださったので、苦労はありませんでした。
よそものでも、地域とのつながりが持て、八尾のまちづくりの話題に入れてもらえることが嬉しいです。
富山は市場規模は小さいですが、生活にかかる固定費が少ない県です。
ライフスタイルを優先したい方に良い環境だと思います。

 

—移住・定住を考えている方にアドバイスをお願いします。

まず、自分がどういうライフスタイルを実現したいかを明確にすると良いと思います。
すると、住む地域が決まってきます。
また、田舎暮らしの魅力は、その地域とのつながり。地域の人たちは、自分たちの暮らす地域に愛着を持っています。
そこに共感できると、地域に溶け込むことができ、暮らしが面白くなります。Iターンの方に必要なのは共感力です。